2014年1月25日土曜日

読書会2014-1-16「2013年世界はこう変わる」

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

2014年初めの読書会では、
「2030年世界はこう変わる」(米国国家情報会議 編。講談社。)を読みました。

私達は会議の席上で資料を配布されたらまず目次を見て、その資料にどういう事が書いてあるかを知ろうとします。しかし資料には目次のないものが多い。
その時はページをぱらぱらめくって題字、項目などをさがし、論旨の流れをつかんでから各論に耳を傾けるという次第となります。
序で立花隆さんが強調しているのはそのことです。

構成としては世界を突き動かしている四つの大きな潮流
(1.個人の力の拡大 
 2.権力の拡散 
 3.人口構成の変化 
 4.食糧・水・エネルギー問題の連鎖)があり、
これの影響を色濃く受けて2030年の世界は次の四つのいずれかの状態になる
(1.欧米没落型
 2.米中協調型 
 3.格差支配型 
 4.非政府主導型)というのです。

勿論中間型も考えられるでしょうが、考え方としてはこうだ、というのです。

日本語の題名よりも、原題「Global Trends 2030」のほうが内容にあっているように思います。

2030年に至る過程でいろいろ影響を与える変動要因がゲームチェンジャーとして指摘されております。新聞記事になるトピックスです。

巻末にある参考文献(ワールドコープレポート、ケントスピーチ、新マルクス主義懸賞論文など)は今までの論旨を確認補強する上でも未来物語としても面白いものです。

資料の中で私の興味(注意)を引いた事項をランダムに記します。

・アジアを中心に10-20億の新たな中間層が誕生、中国の75%は中間層となる。
・欧米の価値観と新興国の考えを混在させたハイブリッド型イデオロギーが、
 国際間のセッティングに使われる。
・現在71億の内50%35億が都市居住者、
 2030年は83億の内60%49億が都市居住者
・世界経済の危機の内で最も不安な国は日本
・大国間衝突リスクの中にインド対中国がある
・農業は水の70%を消費している
・農業による土壌の劣化で世界は1945年以降インドの国土と同じ広さの農地を失った