2013年11月2日土曜日

英語読書会(2013年10月)


2013年10月の英語読書会

1. 
2013年10月の英語読書会では、Book3「クリスチャンの行動」(Christian Behavior)の第1章「道徳の3つの部分」(The Three Parts of Morality)という箇所を学んだ。

2.
道徳の第1の部分は、人と人の関係、すなわち人と人とが互いにいかに公平に調和して生きるかに関係する。第2の部分は、人の心の中のありかた、すなわち各人がしっかり生きるかどうかに関係する。第3の部分は、人間の生きる目的との関係、すなわち人は何のために生きるか、人生の目的とは何かに関する部分である。クリスチャンにとっては、人間を作った創造主との関係の部分である。

ルイスは、船団を例にとる。第一には、各船が互いにいかにうまく衝突しないように進むかが大切である。このことは誰も理解する。しかし、各船が場合によってはガラクタの船であれば、衝突しないようにしても衝突してしまうかもしれない。だから、各船がしっかり整備されなければ問題を起こす。船それぞれの内部での整備が必要である。さらに、船団にとって必要なことは、その船団がどこを目指して行くかということである。営々と旅を重ねてもニューヨークに行かなければならないのにカルカッタに行ってしまう場合は、無意味である。このように道徳について考える場合には、三つの部分の吟味がいる、というのである。

3. 
人は、第一の部分では、ほとんどだれも異論がない。異論が出てくるのは、第2、第3の部分である。特にクリスチャンとノン・クリスチャンとの間では、第3の部分で大きな違いが出てくる。ルイスは、道徳について考えるにあたって、クリスチャンの立場に立って、もしもキリスト教が真実であるならば道徳の全体像はどのようなものになるかについてこれから論じたい、と述べている。

4. 
話し合いでは次のようなことが意見交換された。
① 日本の組織をみても、第2や第3の部分、すなわち組織、個々人の努力やはっきりしたゴールがないと良い組織にならないと思う。

② ルイスは、個々の人間がよくならないと、結局社会全体が良くならないといっているが、その通りであると思う。

③ 人間が永遠に生きるというのは、ノン・クリスチャンにはわかりづらい。

④ また、神が作った人間と神との関係が大切であると述べているが、これは、ノン・クリスチャンにはわかりづらい。

⑤ 「エデンの東」を見たが、クリスチャンでも陥り易い問題をよく描いている。また、正しい人、正しくない人という範疇に分けて人をとらえるが、神の目からは正しい人は一人もいないのである。

⑥ 最初の文章は分かりづらかったが、後のほうになると、具体例が書かれていてわかり易くなっている。

⑦ 最後の方に、第3の部分で急に、「創造主と人間との関係」が出てくるが、唐突の印象がある。

⑧ 「人は何のために生きるか」ということは、道徳の第3の部分として出てくるのはとても大切であると思う。


5. 
次回の英語読書会は、2013年11月3日午後2時―3時半です。
Book 3第2章「根源的な徳」(Cardinal Virtues)に入ります。
英語が得意でなくてもどうぞご参加下さい。
Mere Christianity の訳本を読んで参加する方々もいます。