2010年11月18日木曜日

読書会2010.11.18「マキアベリ語録」

 
11月18日に読書会が開かれました。
 
5名が参加し読んだのは、「マキアベリ語録」。
以下、この会の名船頭役でもあるムラオさんよりご報告です。
 
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人はどうあるべきかということではなく、人はどういうものかという認識が危機管理(政治・経営・処世)の要諦である。
(天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである)

孫子の兵法、経営学(ドラッカー、権限委譲、内部管理、)
 兵は拙速を見るも未だ巧にして久しきを聞かざるなり(孫子)
 将は楽しむべくして憂うべからず将憂うれば内外信ぜず。(三略)
 勝利は計画の巧なるより実施において意志堅固なるものに帰す。(統帥参考)
 敵に勝る威力を要点に集中発揮せしむるにあり。(作戦要務令)
いかなる名参謀も将帥の決断力不足だけは補佐することが出来ない。

歴史の十則(本語録と共通するものが多い)
1. 繁栄をもたらした原因が衰退の種となる。(人はその長ずる処に滅ぶ、墨子)
2. 衰退の危機から脱して立ち直り新しい道を歩み出すための必須条件はトップの果断な決断である。
3. ブームの後の代償はその何倍も大きい。
4. 悲観主義がはびこるとき経済は大停滞に陥る。
5. 出遅れて出発する方が有利である。
6. 理念なき通商国家は嫌われる。
7. 官僚国家が長く栄えたためしはない、官僚がおごりはびこるようになると国家は衰退する。
8. 一つの制度や仕組み慣行が有効に働くのは高々30年である。
9. 文明の衰退期にはまさかの出来事が続出する。
10.福祉国家は活力を失う。(出典不詳)

以上のレジメを一覧後、「国内は法の支配が可能だが国家間は力が支配する」というマキアベリの思想について話し合った。

日米同盟の限界、日ソ不可侵条約と北方領土尖閣諸島問題、あるいはくり返される人間の歴史と温故知新の大切さについても再確認であった。また500年前の思想が現代においても立派に通用することに驚きをおぼえた。

その後はイタリア旅行の話に花が咲き、イタリア人の性情にも話が及んだ。 

以上
  
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次回読書会は、12月16日(木)13:30より
本郷の歌人「新編 啄木歌集」(岩波文庫)を読みます。